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講演会・研修会
キャリアサポート講演会(卒業生の話を聞く会)
 生活科学部の「被服学概論」や「服飾美学概論」の授業の一環として、卒業生から話を聞く会が2014年より毎年実施されることになりました。
2023.12.7 キャリアサポート講演会
日 時
2023年12月7日
講 師
東京都立国際高等学校主任教諭 伊東純子氏(昭61卒、63院修)
題 名
教員としての歩み~授業設計と学校行事への取り組み~
 都立高校で家庭科教諭として30年間勤務されている伊東純子氏を迎え、被服学概論の中でキャリアサポート講演会が開かれました。ハイブリッド形式で学生25名が対面とオンライン(Zoom)で、会員14名がオンラインで参加しました。
 氏は修士課程修了後、民間企業で働くも2年後に定年まで働けて、子育てとの両立が可能な環境に意義を感じ、都立高校に転職。新宿山吹高校、清瀬高校、千早高校、現在は国際高校で勤務し、各学校の特徴や校風、生徒に合わせた授業計画の経験を共有。学校行事では生徒全員を巻き込むよう努めたといいます。何かを作り上げる若者のパワー、絆を深めていく様子、努力を続ける姿を身近で見られ、とてもやりがいを感じるそうです。より良い生活や社会を創造するための授業ができ、生徒と未来を分かち合える、家庭科はすべての学びの原点にあると結ばれました。
2023.1.19 キャリアサポート講演会
日 時
2023年1月19日
講 師
東京書籍株式会社取締役管理本部長 天池美佐氏(昭和62年被服学科卒)
題 名
教科書編集の魅力
 天池氏は、被服学科を卒業後、家庭科等の教科書編集に携わって来られ、現在は女性管理職として活躍されています。授業は対面で行われ、大学生20名が出席し、すおうの会の会員約20名がオンラインで参加・聴講しました。
 前半は、中学校家庭科教科書の編集の仕事に関する具体的な内容が紹介されました。学生たちはこれまで手にしてきた教科書がどのように作られているかを知って、感慨深い思いを抱いたようでした。
 後半は、仕事と子育て中の苦労とともにそれをどう乗り越えてきたのかについて語られ、若いうちにいろいろなことに挑戦してほしいとのエールもいただきました。将来の生活設計を模索中の大学生に勇気と希望を与え、大きな刺激になったことと思います。
2022.1.13 キャリアサポート講演会
日 時
2022年1月13日
講 師
神奈川県立吉田島高等学校教諭 阿出川公恵氏(平成5年修了)
題 名
生活者の視点から未来を拓く家庭科
 阿出川氏は長年にわたり神奈川県立高等学校で家庭科教諭として指導に当たって来られました。現在勤務されている吉田島高等学校は平成31年度県立高校では初めての生活科学科が設置され、農業分野と家庭分野の教育活動を展開しています。
 時代と共に変わってきた学習指導要領もふまえて、被服実習、調理実習、「生活産業実務(学校設定科目)」にどう向き合って来られたか、また男女必修の科目「家庭総合」で、生活全般の様々なことを理解し実行する技能が大切であり、そこから本当のジェンダー平等や持続可能な社会に必要なことが見えてくると家庭科の存在意義を述べられました。
 授業は対面とオンラインの両方で行い、学生23名、会員15名が受講しました。
2021.1.14 キャリアサポート講演会
日 時
令和3年1月14日
方 法
オンライン講演会
演 題
「伝えるということ」
講 師
服飾研究家・ファッションデザイナー 伊藤 陽子氏(昭和43卒/すおうの会会員)
 伊藤氏は、岐阜市立女子短期大学准教授、名古屋女子大学及びナゴヤファッション専門学校の非常勤講師を歴任されました。また、平成19年度「愛知県優秀技能者」、平成19年度「名古屋市技能功労者」として表彰され、東北コットンプロジェクトにも参加されており、アクティブで幅広い活動経験をお持ちの上、現在も現役デザイナーとしてご活躍です。
 氏はまた、日本文化としての染織の技術の素晴らしさについて、高い見識をお持ちです。後継者不足、生産性の悪さ等から継続が難しい技術が失われていくことに危機感をお持ちです。長く技術を残していくには、「技術や考え方を伝えていくことが大切」であるとの認識に立ち、デザイン作品等を示されながら熱く語られました。学部・大学院の学生18名と会員10名が受講しました。
2019.11.14 キャリアサポート講演会
日 時
令和元年11月14日
会 場
お茶の水女子大学本館306室
演 題
高等学校の家庭科教育は今
講 師
元東京都立忍岡高等学校家庭科教諭 高橋 靖子氏(昭和57卒/すおうの会会員)
 講師の高橋靖子氏は、37年間東京都立高等学校の家庭科教諭として勤務された経験をお持ちです。まず、高等学校の家庭科の履修と科目について説明されました。平成6年度から男女必修となり、家庭科の中には共通科目(家庭基礎、家庭総合、生活デザイン)と専門教育科目が定められ、すべての高校生は、共通科目の中の1科目を学ぶことになりました。専門教育科目では生活産業を支えるスペシャリストを育てるために、より専門に特化した教育がなされていますとのことでした。次いで上野忍岡高等学校での実践と生きる力、豊かな心を育む家庭科の教育力、また時代とともに変わる教育内容を自身も学びながら生徒の才能を伸ばす幸せを感じ、家庭科教諭という仕事の魅力を話されました。
2018.10.18 キャリアサポート講演会
日 時
平成30年10月18日
会 場
お茶の水女子大学本館306室
演 題
服一枚でできる働き方改革 衣服から働き方と生活をデザインする
講 師
有限会社モーハウス代表取締役 光畑 由佳氏 (昭和62卒,すおうの会会員)
 今年度の講師、光畑氏は21年前に電車の中で苦労した授乳体験から気軽に外出できる服の開発、販売をと新会社がモーハウスを設立なさいました。授乳服を着ると今まで我慢していたことが容易にできると分かり、解放感と同時に自信も甦って子育てのつらさが楽しさに変わったということで、以後、授乳ショーや子連れスタッフのいるショップ開店、企業サイドへの講演、「子連れスタイル推進協会」設立など情報発信を精力的に続けておられます。
 育児を社会と分けるのではなくミックスする方が早道と子連れ勤務をすすめるワークライフミックスを提案、発信しておられます。また、身体への優しさを追求して作ったブラジャーは授乳中に限らず、乳がん手術後の人にも受け入れられ、ユニバーサルデザインとして注目されているとのことです。
 学生からは授乳服を利用したい、子育てのイメージが変わった、ワークライフミックスに惹かれたなどの感想が多く寄せられました。
2017.11.23 キャリアサポート講演会
日 時
平成29年11月23日
会 場
お茶の水女子大学本館306室
演 題
わたし・仕事・家庭科教育
講 師
千葉県立流山おおたかの森高等学校家庭科教諭 仲田 郁子氏(昭和56卒,すおうの会会員)
 今年度のキャリアサポート講演会も、家庭科教員免許状の取得者が少ないことから、家庭科の仕事を紹介することにしました。初めに仲田郁子氏の幼少期の時代背景とご両親の教育観、お茶大への進学から職業選択までの経緯のお話がありました。授業内容の紹介の中で、家庭科の魅力と家庭科は生き方を見つめより良い生活をつくるための大切な教科であることを伝えていただきました。参加した学生は、仲田氏のライフヒストリーを自らに振り替えて考える機会になったと思われます。
2016.11.3 キャリアサポート講演会
日 時
平成28年11月3日
会 場
お茶の水女子大学本館306室
演 題
未来の作り方―未来をつくる高校生の成長を身近で感じられる楽しさを伝えます
講 師
東京都立国際高等学校家庭科教諭 伊東 純子氏(昭和61年卒/昭和63年院修,すおうの会会員)
 今回のキャリアサポート講演会は、家庭科教員を志望する学生が参加しました。
 講師の資料のビデオに現れる生徒の生き生きとした様子に、教員という仕事は、生徒の成長や若い才能を身近に感じることがてきるという伊東氏の愛情、情熱触れることができました。また、教育に携わり、同じ目標の仲間と働ける喜びも伝わって来ました。参加した学生も、家庭科教員の生きがい、やりがい、あり方について自分の身に振り替えて考え、進路につなげたいといった感想をもったようでした。
2015.6.18 キャリアサポート講演会
日 時
平成27年6月18日
会 場
お茶の水女子大学本館212室
演 題
デザインの現場から
講 師
ニット会社(ファムファタル)社長兼デザイナー
長田和子氏(すおうの会会員)ニット会社社長兼デザイナー
マッカーシー美奈子氏 ハワイ州立大学講師・大学院生
 長田和子氏は、ニット会社社長兼デザイナーで活躍しておられ、激変の社会の中で、自分の進路を探すには、混沌とした暗闇の中で松明を持つこと、すなわち自分の立場、自分の考えをもち、考えることを留めず、進むことであると熱く語られました。
 マッカーシー美奈子氏は、日本の企業で働いた後渡米し、アメリカの企業で働きつつハワイ州立大学講師をし、大学院で修学中だそうです。アメリカのアパレル企業の仕事等について話され、特にアメリカは実力主義で年齢は関係ないが、コネクションは大切と話されたことが印象的でした。
 お茶の水女子大学生活科学部の「服飾美学概論」の授業の一環として行われ、受講した学生からは、先輩達の貴重な話を聞き、今後も目標をしっかりともって積極的に行動していきたい、働き続けたいといった意見が多く寄せられました。
2014.10.16 キャリアサポート講演会
日 時
平成26年10月16日
会 場
お茶の水女子大学本館306室
演 題
家庭科教師って楽しい!
講 師
全国家庭科教育協会事務局長 羽野 みき子氏(昭和48卒)
 今回のキャリアサポート講演会は、履修生以外に次年度教育実習を予定している学生や家庭科教員に関心のある学生も参加しました。
 羽野氏は、都立高校の家庭科教員としての経験や全国家庭科教育協会事務局長としての経験から、家庭科教員の仕事の魅力や仕事の内容等について熱く語られ、皆引きこまれました。学生も、生徒に寄り添っていける家庭科教師は素敵、教員へのモチベーションが上がったとの感想をもったようでした。
2013.7.12 キャリアカフェ
日 時
平成25年7月12日
会 場
大学本館135室
演 題
大学教育と企業での経験との接点
講 師
高嶋さゆり氏 三陽商会企画職マーチャンダイザー
井上良子氏(すおうの会会員)チャイルドブックで絵本の編集
大日方理子氏 スタイリストとして女性誌やテレビで活躍中
【高嶋さゆり氏】
 目の前の仕事を誠実にやっていくことで信頼が得られ、道が開けるとのことでした。
【井上良子氏】
 アルバイトやサークル等を通して社会人と親しくなり、いろいろ情報を得られ仕事に生かすことが大切とのことでした。
【大日方理子氏】
 仕事は大変だが、好きなことなら頑張れるのでまず、好きなことを見つけることが大切とのことでした。