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会長あいさつ

すおうの会会長

亀井 佑子

(昭和44卒)

 第8回総会で、引き続き2024・2025年度の2年間、会長をお引き受けすることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 第8回総会と総会講演会は対面とオンラインのハイブリッド方式で実施させていただきました。この方式は、初めてであったこともあり、反省すべき点もあり、今後はそれらを踏まえて改善していきたいと考えております。
 2年前の第7回総会は、コロナ禍により初めて対面でなくオンラインのみの総会にいたしました。オンライン未使用の方に向けては、郵送による書面審議といたしました。
現在、約2か月に1回の役員会はオンラインで実施しております。一般講演会等も同じでオンラインで開催しておりますが、オンラインは遠方の方も画面越しに参加できる等便利な面もあります。これからはその両方の長所を生かした方式を模索していきたいと考えております。
 すおうの会は発足してから2024年6月で14年が経ちました。2020年5月には皆様のご協力により創立10周年記念誌を刊行でき一区切りついたような思いです。これからは会の充実、発展を図るよう尽力していく所存です。
 10周年記念誌刊行の際、恩師一覧をつけようと思い、母校図書館等で資料を探しましたが、そのような記述は公式には見当たりませんでした。また、学部の改編もありましたが、カリキュラム等もまとめたものは探せませんでした。それで、史料編纂委員会を立ち上げ、現在、被服学科当初から、生活科学部の昨年度までの被服学関連カリキュラム史料を収集し始め、一応終了いたしました。いずれ何らかの形でまとめたものを皆様にお届けしたいと考えております。
 振り返ってみますと、1949(昭和24)年お茶の水女子大学が新設され、理家政学部家政科被服専攻が、1年遅れて1950(昭和25)年に家政学部被服学科となりました。それは1992(平成4)年まで続き、1993(平成5)年度入学生からは生活科学部となり、自然科学系分野は生活環境学科生活工学講座へ人文社会科学系分野は、人間生活学科生活文化学講座となりました。国立大学法人化により2004(平成16)年度からはそれぞれ人間・環境科学科、人間生活学科生活文化学講座となりました。その間に修士課程が1963(昭和38)年に、博士課程が1976(昭和51)年に設置され女性リーダー創出を目指す研究教育の拠点となってきております。
 2024(令和6)年度からは共創工学部が新設され、生活科学部人間・環境科学科は共創工学部人間環境工学科へと改編されました。
 このように母校も時代や社会環境の変化に柔軟に対応しながら、変革が進み、来年度、2025(令和7)年度には創立150周年を迎えます。母校は「学ぶ意欲のあるすべての女性の真摯な夢の実現の場として存在する」というミッションを掲げ、国籍や年齢を問わず、世界中の女性たちの成長や資質能力の開発を支援する活動を続けていると伺っております。その中で被服学関連学科同窓会すおうの会の有り様も伝統を踏まえつつ社会環境の変化に対応して親睦を深めながら活動することが求められています。
 現在、すおうの会会員は家政学部(43年間)卒業生は約200名、生活科学部(31年間)卒業生は約50名です。
 未加入の方には、ぜひ、お声がけいただいて会員になっていただき、共に交流しあい学びあっていきたいと思います。また、人生100年時代に一生を通じて健康で幸せに暮らすとともに、少しずつでも社会貢献の活動ができるよう努めたいと考えております。
 どうかご意見、ご感想をお寄せいただきご一緒に活動していきましょう。